重複IPアドレスによる接続障害

Windows11
Windows11で「重複IPアドレスによる接続障害」が発生した場合、以下の手順を試して解決してみてください。
IPアドレスの競合を確認する
複数のデバイスが同じIPアドレスを使用している場合、競合が発生し、接続障害が発生することがあります。Windows11で使用されているIPアドレスを確認するには、コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを入力します。
ipconfig
これにより、使用中のネットワークアダプターとそのIPアドレスなどの詳細が表示されます。重複しているIPアドレスを計算機名で特定し、該当するデバイスのIPアドレスを変更する必要があります。
IPアドレスの再割り当て
重複したIPアドレスを解決するためには、競合しているデバイスのIPアドレスを変更する必要があります。手動で割り当てられたIPアドレスが競合している場合は、手動で割り当てられたアドレスを変更することができます。DHCPを使用してIPアドレスが割り当てられている場合は、DHCPサーバーにクライアントリース期間を短くするように設定すると、IPアドレスの再割り当てが行われます。また、ARPテーブルが競合を引き起こしている場合は、ARPテーブルをクリアすることで解決できます。
ネットワーク設定の更新
Windows11のネットワーク設定を更新することで、IPアドレスの競合を解決することができます。Windows11の『設定』メニューから、「ネットワークとインターネット」を選択し、ネットワーク接続の「状態」を表示し、一時的に問題が解決されるまで無効化してみてください。その後、再起動して正常に接続できることを確認してください。
ルーターの再起動
ネットワーク機器全体を再起動することで、ネットワーク競合を解消できる場合があります。ルーターを再起動する方法は、ルーターメーカーの公式サイトで確認できます。
以上の手順を試しても解決しない場合は、より深い問題が考えられます。その場合は、ネットワークエンジニアに相談することをお勧めします。
Windows10
Windows10で「重複IPアドレスによる接続障害」が発生した場合、以下の手順を試して解決してください。
IPアドレスを確認する
まずは、「重複IPアドレスになっているのはどのIPアドレスなのか」確認します。Windows10では、コマンドプロンプトやPowerShellを使って、自分のIPアドレスや他の端末のIPアドレスを調べることができます。
コマンドプロンプトを開き、「ipconfig \/all」と入力します。表示された情報の中から、自分の端末のIPv4アドレスを確認します。次に、他の端末のIPアドレスを調べるために、同じLAN内で使用されているIPアドレスの一覧を調べます。「arp -a」と入力することで、LAN内に存在する全てのデバイスのIPアドレスを確認できます。
IPアドレスを変更する
他の端末やネットワーク機器(ルーターやスイッチなど)とIPアドレスが重複している場合、IPアドレスを変更する必要があります。IPアドレスの設定は、各端末やネットワーク機器の設定画面から変更することができます。
DHCPを使用する
Iアドレスを手動で設定していた場合、DHCP(ダイナミックホストコントロールプロトコル)を使用するように設定変更することができます。DHCPを使用する場合、ネットワーク上のIPアドレスを自動的に設定してくれるため、重複IPアドレスの問題を回避することができます。
ルーターを再起動する
重複IPアドレスの原因がルーターやスイッチなどのネットワーク機器にある場合、再起動することで問題が解決されることがあります。ルーターを再起動する場合は、電源を切ってから30秒ほど待ってから再起動しましょう。
ネットワークの再構築
上記の方法が解決しない場合は、ネットワーク全体を再構築する必要があるかもしれません。これには、ルーターやスイッチ、ネットワークケーブルの交換、LANの設定の変更などが含まれます。
以上、Windows10で「重複IPアドレスによる接続障害」が発生した場合の解決方法を紹介しました。ただし、複雑なネットワーク環境や不適切な設定の場合、上記の方法で解決が難しい場合があります。その場合は、ネットワークエンジニアやスペシャリストに相談することをおすすめします。