オーバーヒートによる問題
Windows11
Windows11でオーバーヒートによる問題が発生した場合、以下の手順を試して解決することができます。
冷却システムの確認
最初に、システムの冷却システムを確認してください。特に、ファンや通気孔が詰まっていないか、汚れていないかを確認する必要があります。
- コンピューターをシャットダウンし、ACアダプターを取り外します。
- コンピューターの底面を確認し、通気孔が詰まっていないか、そして排気口から冷気が出てくるか確認してください。
- 汚れた通気孔は、缶詰エアを使用して掃除することができます。
- 通気孔が清潔で、ファンが正しく動作している場合でも、温度が高くなる場合があります。この場合は、他の手順を試す必要があります。
電源オプションの調整
次に、電源オプションを調整して、システムの動作温度を調整することができます。
- 「Windowsキー + I」を押して、Windowsの設定ウィンドウを開きます。
- 「システム」を選択し、左側のパネルで「電源とスリープ」を選択します。
- 「電源プランの追加設定」を選択し、「変更するプラン セッティングを表示」をクリックします。
- 「電源オプション」ウィンドウで、「プロセッサ電源管理」を展開します。
- 「最大プロセッサ状態」を選択し、プラグイン時とバッテリー使用時の最大値を設定します。これにより、システムの温度が下がります。
BIOSの設定を変更する
BIOSの設定を変更して、システムの温度を調整することもできます。
- コンピューターを再起動し、BIOS設定に入ります。通常の起動中に「Del」キーや「F2」、または「F10」キーなどを押して入ることができます。
- 「Power Management Configuration」を選択し、クーリングオプションを変更します。
- 「Smart Fan Mode」を有効にすることで、ファンを自動的に制御することができます。
- 「Fan Always On」を「Enabled」に変更することで、ファンが常に動作するように設定することもできます。
以上のように、Windows11でオーバーヒートによる問題を解決することができます。ただし、手順を試しても問題が解決されない場合は、専門家に相談することをお勧めします。
Windows10
Windows10のオーバーヒートによる問題が発生すると、CPUやグラフィックスカードなどのデバイスが過熱し、システムのパフォーマンスが低下することがあります。以下は、Windows10でオーバーヒートによる問題が発生した場合に対する解決策です。
- パソコンの清掃を行う
パソコン内部には、塵やゴミがたまりやすく、これがファンの不具合やオーバーヒートの原因になります。まずは、パソコンの電源を切り、筐体を分解してファン周辺を清掃してください。ブロワーなどで埃を取り除くことで、ファンの性能を向上させることができます。 - グラフィックスドライバを最新版に更新する
グラフィックスドライバが古い場合、グラフィックスカードが常にビデオメモリを使用しているため、オーバーヒートが発生することがあります。グラフィックスドライバを最新版に更新することで、グラフィックスカードの性能を最適化し、オーバーヒートを防ぐことができます。 - システムファンの速度を調整する
システムファンは、パソコン内部の温度管理に重要な役割を果たします。ファンの調整は、Windows10の電源オプションで行うことができます。設定 > システム > 電源とスリープ > 追加の電源設定 > プランの編集 > 高度な電源設定 を選択し、システムファンの速度を「アクティブな冷却」または「アクティブではない冷却」に設定してください。これにより、ファンの速度を最適化し、オーバーヒートを防ぐことができます。 - 内部温度をモニタリングする
Windows10には、内部温度をモニタリングするためのツールがあります。たとえば、Core TempやSpeccyなどのフリーソフトウェアを使用することができます。これらのツールを使用することで、パソコンの内部温度を常に把握することができ、オーバーヒートを防ぐことができます。
これらの手順によって、Windows10でオーバーヒートによる問題を解決できる場合があります。ただし、オーバーヒートが頻繁に発生する場合には、専門家に相談することをお勧めします。
